[そうしていれば零されるハリコの言葉。>>0:366 「放火魔に”された”」 ──その言葉に、アレッキーノは得心する。 この素敵なレディは放火などしていない、と。 話していると心が温かくなる。 春の陽だまりのような人であれど、 何かを焼き尽くす苛烈な炎の人ではない。 今も牢獄の中に囚われていながら亡き妻子の心配をしてくれる。 嗚呼、その優しさは我輩には眩しすぎる]