>>1:123ズっちゃん
[2年間タラッシリアにいて、初めて得られたその視点。自身を悩ませる不快な夢。やっと繋がりそうなそれらを、藁をも掴む気持ちで、気圧されているあなたの両肩か、両手をがしりと掴みます。]
ズっちゃん!お願い、何でもいいんだ、これとか、これに似たようなものでも……思い当たるものはない?!
[必死に、懇願するようにあなたを酷く揺すったりもしたかもしれません。そんな壊れた男がひとまず落ち着くとしたら、絶望する言葉か相応の時間か、若しくは斜め45度からの衝撃によるものだったでしょうね。]
📷️
なるほどねー…ズっちゃんって良く見てるなぁ。
[落ち着いて暫くして。漸くまともに話せるようになった頃。納得したように頷く男は、あなたの慧眼に舌を巻いていました。もちろん思っていた答えを持ってはいませんでしたが、切り替えが早いのも彼の良いところ。]
これを使えば風景でも動物でも人でも一瞬でそのままを切り取れるからねぇ。分からなくもないかなー。…え?魂…魂…
…ぷはっ、ふふふ……。
[あなたの言葉を何度か反芻して、男は吹き出しました。肩を震わせて笑っています。]
ズっちゃんも怖いものとかあるんだねー。大丈夫だよー、肖像画を描いたお客さんたくさんいるし。
それに、多分さっきズっちゃん一枚描いちゃったしさー。あれ…?どこ行ったんだろ。