着いターーー!PiPiーーッ!!
[目的の空き地に入る5ミリ手前で急停止。
壊れた機械片に、使い手の居なくなった道具。
いっぱいのガラクタが集められたそこは、
この町に居る僕達機械よりも数の多い、
犬猫たちがよく集まる集会所だった。]
こんにちハ!こんにちハ!
君達のお仲間を、連れてきタヨ!
……アレ?
[風に揺れる猫じゃらしを前脚でつつく猫や、
まるく軽い金属の弾を転がし合って遊ぶ犬達。
僕の声を聞いた彼らは皆、此方を見たけれど、
直ぐ、興味なさそうにそっぽを向いてしまった。
僕は不思議で、青いランプをぺけぺけ点滅させる。]