[確かに時々宿舎の中で姿を見るけど
二人言い合いしながらも楽しそうに過ごしてて、
どこにでもいるカップルみたい、に見えてた。
きっともし二人が同じ世界の人なら普通に応援してた。けど。]
うん、……そう、だよね。………。
……いいね。そういう、…いっぱい思い出作るのさ。
[でも、あたしたちはこの世界の人間じゃない。
いずれは帰んなきゃいけない。そういう前提がある。
料理を教わりたいって語る彼女の言葉が
なんとなくちょっと切なく感じて。
てか今度一緒に買い物行こうねえ〜!!
なんて背中を叩いて話したんだっけな。]