[ ひとり、ただ、喪われていく命を見捨てて 着々とこころが罅割れて行く中で 私の脳裏には、医療への未来を差し出してくれた 少し前の王の微笑みが咲いた。 愛し子を救える可能性に喜んでいた貴方 ……私の最善を尽くしても、尽くしても 救えない命の方が大きくなってしまうこと 本当に、申し訳ないと、思うのです。 ]