[ カウス。私が最後に護衛を任された幼い子。私が傷付けてしまった子。殆どのニンゲンは私を幾らでも代替のきく機械としかみなさなかった。しかし彼だけは私をルナと呼び事ある毎に私の後ろを付いて回っていた私の手を掴む小さな掌の感触。あどけない顔つきで見上げる表情。 “友達でいてね”絡めた指。小さな子の願いを叶えたいと願ったあの日のこと ]