―どこかの店:シーザーと―
簡易無菌室…いいな、それ。すごくいい。
トループで売っていればいいが…。
[そんなものまで作れてしまうのか。さすが、工業の国だ。]
うわ、すごいな。どれだけ細かく動くんだ…うわあ…へえ…。
[見たことのない動きでバーガーのトマトだけを器用に取り出す様に、素直に感心する。
こちらの話に感心したり引き気味だったりと、彼のころころと変わる表情はみていて面白い。]
プラナリアか、言い得て妙だな。
管理されているからこそ、維持されているものもある。上の連中は耳障りのいいことしか言わないからね。
キミは素直なんだな。…それは、とても素晴らしいものだよ。
[自分には、彼の素直さがとても眩しく見える。それこそ、人間の尊さではないだろうか。]