[幼馴染の「けーくん」はヒーローに憧れてたけどかけっこだって木登りだって、あの頃アタシの方が得意だった。近所の悪ガキと喧嘩して、生傷作って帰って来るのだって、どっちかと言うとアタシの方だったのに。なのに、アイツ。]『詩ちゃんはね、僕が守るんだよ、絶対だよ』>>22[なーんて言うもんだからアタシはちょっとびっくりして。けど、その気持ちが何だか嬉しくて。『おー!約束だな!』って満面の笑みを向けたっけな。]