[「また見てたの?」と聞かれた。] 見ちゃってたねー。 だって好きだもん。[少女は肩を竦めたまま当然のように答える。「大丈夫?」と聞かれれば、] 何が?[と、不思議そうにとぼけた顔をした。そして、それから。「もうやらないの?」と尋ねる声は躊躇いを含んでいる。]