さてと、そろそろ下に行こっか。
[太郎とアダルウィンに本の中に戻ってもらう。
普段からそばにいて欲しいくらいだが、常に退魔の力を使うことになるので、今の自分にはまだ荷が重かった。
将来的にはできるようになりたいと思ったりもする。
苦戦はしなかったから幼馴染にも怪我はないはずだけれど、いつもの習慣で一通り身体に視線を走らせて。]
温泉、どんなだろうねー。
露天もあるのかなぁ。
[こちらはのほほんとしたもので。
皆と合流したら、雰囲気の差に目を丸くするのだろう。
かといってすぐさま何があったか聞くことはやめ、幼馴染の隣を行くようにして、宿まで戻るつもりである。*]