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>>21 ハチ
あ、あった。あった。
こーれーつーめーてー……
汝にこれを授けよう。
[並んだ飴の向こう側に手を伸ばして、がさごそ。
私物がいくつか入った箱からうんと小さな蜂蜜色の布袋を取り出す。縛り紐にはあめ玉のような飾りがついていて、真新しい。
それを開くと3個ほどシンプルな飴を詰めてパンパンにし、差し出した。]
お礼のお礼の、お守り。
といってもボクはただの飴屋だからね。厄除けだなんだは管轄外だ!
君が今後もいい人に出会えますように
…ってたった今、念を込めた!
あとはお腹が空いてどうにもさみしくなったらお食べ。
[実利だよ、実利って、ん、ともう一押し。
それから受け取った破魔矢を再び見て「どこに飾るがいいかな。ここらへん?それとも宿?」なんて尋ねた。]