『よぉ、あんちゃん?どうした、こんなに浮かれたいい日なのに、今にも死にそうな顔をして?』酔っぱらいの男はポイッとジョッキを捨てて、後ろから、がっ!と肩を組む。パット見はヴァルハラ兵士。だけどあからさまに漂う酒の匂いに片腕ない様、もう戦いには出てないとわかるだろう。『ぁあ〜〜〜…さてはあんちゃん。賑やかなのがお気に召さない?そいつぁいけねえ、そいつぁいけねえったく悲しいぜぇ俺は。こんなガキがこぉんな顔させられるなんてよぉ』浮かれた男は笑いつつ、それでも少し考えて