やくそく?
[>>2:123 ケンの言葉を繰り返した。その言葉の意味を呑み込むように。それから。]
約束ね。いーよ。約束。
そこまで手伝ってくれんなら、もう美化委員なっちゃえば?とか思うけど。
まあ、そこはね。色々あるかもだし。
[委員会の面々のことを思い出して苦く笑った。
ケンと作業していることを知っている一部のメンバーからは、近頃、遠巻きにされがちなので、ケンのことを思っても、保身のためにもいいとはいえない選択肢だったが。
それでも、ありなのではないか?と思う自分がいるのも確かだった。]
あ、そうそう、パンジーじゃないけど、夏の花植えるってなったら手伝う?
[そんなことを口にしながら、飯島は確かにケンとの約束を胸に留めた。
果たされることがないなどと、微塵も疑わないまま。]*