[自分が地下階層を訪れることは少ない。自分はこの階層の人間に”厳しすぎる”らしい。心外である。ここの囚人たちは規則に則って生活をしている。規則に従っている者に厳しくする理由はない。]ミランダ、支給品だ。[そう告げて、顔を出した彼女へ”支給品”を渡す。中身は化粧品や紅茶等の嗜好品。彼女の信奉者からのプレゼントも、含まれているようだった。検閲はすべてクリアしているので問題はない。見張りの看守が、何か言いたげにこちらをみているのは無視した。]