『…手厳し、いな ザザッ
だがヴァルハラから言わせ、れば、
メトロポリスは、生命の冒涜を振り撒く国だ』
[野蛮ではないにしろ、こちら側の大多数はそう思って居る事だろう。
肩をすくめながらそう返す。>>16]
『こちら、は、環境汚染が過ぎて、
天然の食料確保すら、ままならない
どっちもどっち、さ』
[いつぞや入ったレストランは天然の肉や魚介が食える場所だったが、ああいった店はレアだ。>>0:220
ヴァルハラ側の短所を上げながら、どちらも悪いと小さく笑う。
どちらかが飛びぬけて悪いとか、そういう話ではないということ。
それは、10年メトロポリスで過ごした若い彼女にとって理解できるものなのかどうか、自分には分からないまま。
どうやらトルーパーズの待遇は両国共に同じなようだ。
後方でよく見る話と、数の多さに同意を返され、小さく『そうか』と返事をした。]