[ そこまで明かしてやる気はないよ。 私の特別は、王の特別 例え王がどんな道を、相手を、選んでも。 ああ、でも──こんな風に大声で叫んでしまっては いつか王が特別を作る時 優しいあの人は、気遣ってしまうかもしれないな。 その時は。 ……私は王の幸せのために 毒を飲んで、死んでしまっても、いいか。* ]