現在・朝と夜の境目 朝の王様と。
[待つ時間はあっという間だった。
ページボーイが預けた懐中時計を見れば、定刻に一寸の狂いなく訪れたことに気付くだろうが──アリシアにとっても、おそらくフットマンにとっても、それは大切なことではなかった。]
いいえ、いいえジェントル。
一人ではないのよ。私の背を守ってくれる、素敵なお相手がいるの。
[芝居がかった声がけ
>>17に応える。
フットマンは道中に控えていた夜の女王の面々に気付くことがあっただろうか。さらに言えば、もしその姿がページボーイのものであれば──きっとその言葉の意味
>>10を察するのは難くないはずだ。]