[>>0:59やがてサーブされた皿の上には、女の想定していたペースト状のチーズの他、パンの他に細く切られた棒状のものと、薄紙に包まれた小さな球状のチーズ。小さなピッチャーに入った蜂蜜までついてきた。これだけでも、女の目には“ご馳走”に見えたというのに。]さ、サンドウィッチ……?そ、そんな事が許されるのですか。[鼻を擽る香ばしい香りにごくりと喉を鳴らした。刹那、瞳は輝いたが、はたと我に返る。]