まぁ俺はヒーローに救われなきゃならない存在ってわけでもない。
[アーネストが妹のように可愛がってる存在とも、共に修行をする弟子でもない。
年齢もほぼ変わらずに、背負っている影があろうとそれを踏ませないぐらいに肩の力も抜けている。]
アーネストは騒がしくて、寝てるの邪魔して、熱くクレイジーに難儀で修行好きなスタントマン。
気が合うことを喋って気遣わずに過ごして、体に悪そうなジャンクフードも一緒に食って、そんな関係なほうが、俺の我儘は叶うんだが、アーネストにとってはどうなんだろうな。
[問いをむけたアーネストはどう思うだろうか。
ただだらだらと時折あって喋っていても、特筆する関係性を築き上げるものでもなく優先しあう熱もない。だが無視しあう冷たさもなく傍にいれば自然と言葉を交わす。
一緒にいれば筋トレをしたり映画をみたり酒を飲む。そうやって過ごした間柄だと自分は思っていたためそう言うのであった。*]