[居合わせた幹部連中は、誰も彼も腕が立つ者ばかり。
そんな連中であってもやられたのだ、あの場で彼女が手伝えたであろう事はあまりにも少ない。
故に君のせいでは無いのだと、]
やめなさい、ページボーイ
[娘の細い手首を、機械の腕で握り押さえつける。
これ以上、あなたがあなたを傷つけないように。>>30
相手が大人しくなれば手を離しただろうが、出力を高めたままの腕では、手形ぐらいは残ってしまったかもしれない。]
生きて帰って、真っ先に報告をしてくれた
それだけで十分だ
[君の報告があったから、わたし達は真っ先に動くことが出来る。]
ありがとう
[びしょ濡れの身体にタオルをかけ、優しく頬を撫でる。
その場しのぎであろう労いの言葉を落とし、自身は銃を手にその場を後にしようと――、]