生きていて良かった。 それは 君も、だよ。[指に触れる頬を軽く撫でる。この命のために、守るために、昔の名は無くしてしまった。──欠片も後悔などない。気持ちが伝わればいい、とほんの少し込めた。その力は、伝わらなければいいと願う。]*