星狩りの国-暁の街-

5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─


3-A 幸阪結月


 目は空いてるから。

[春の日の台詞をなぞるように結月は告げる。>>1:185
それは、あの時の彼でなければ知らない言葉だ。
不思議そうに瞬いていた少女の目が細められた。]

 今日も暑いね。

[意味のない言葉と言ってしまえばそれまでだ。
しかし、結月は静寂を泡立てぬようにそっと囁く。
それを別れの挨拶として、彼女は消しゴムを転がした手を振った。
ひたり、と。微かな足音だけを残してカウンターへ戻っていく。

十歩あれば辿り着ける場所。
椅子に座って、瞼を伏せて、ペンを取って、ノートに手を添えて。
静かで、人も疎らな空間。その一員に戻っていく。>>2:74]

(33) cle 2023/03/08(Wed) 00:55:04

(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
当サイトは日本国内専用です。
海外からの操作・閲覧は保証しかねます。
管理人 by milk_sugar/Yuchica
副管理人 by マオ
星狩りの国告知用Twitterアカウントはこちら
副管理人連絡用Twitterアカウントはこちら