ー現在:トループ、裏路地の入り口近くー
[腕を引いて視線を上げた彼女は、やせ細った少女だった>>32。
やせ細った身体とは釣り合わないくりくりとした愛らしい瞳と顔立ち。
そんなちびすけを、睨め付けるように見下ろす視線を感じて、やっぱり危険だと思い腕を再び引こうとすると…そいつは後ろへと"跳んだ"]
…えっ…!!!
[流石にその動きが常人のものじゃないのは分かる。
モニター越しではない、リアルな感触が視界に反映された。
こいつは人間であり…メトロポリス軍の、少年兵だ]
…さ、里帰り?いや里帰りって…
あんたメトロポリス民じゃないの?
もともとこっち出身なわけ?
[ごくり。緊張してる。俺のアーマーは小型な上、
服の下に仕込めるタイプなので装備しようと思えばできるが…ここで敵対するというのもおかしいし、そもそも禁止されてる]