[子犬が繋いだ不思議な縁。>>23機械容姿の方の視線が改めて、私に向けられます。たぶん、この時。もうひとつの私の姿がそのカメラアイに映ったのでしょう。]…………そう、ですね。[その事実に、私は困ったように眉根を下げてしまいます。心をも見透かす機能が、この方にあるのかどうかはわかりません。もしそうなら、人間の私も、白狼の私も。酷い雨に打たれて、ずぶ濡れになっている様子が見えるのでしょう。けれど幸いなのか、配慮なのか。話は互いの呼称に移っていきます。]