[食堂への道に背中を向けて 踵を返して走り出した。 自身の足音がうるさいのも無視して どこへ行ったら良いかもわからずに。 声で止められたとしても止まらない。 腕を捕まれでもしなければ。 止められたのなら止まるけれど。 止められなければ、庭にでも出て 雪だるまの前にでも、座り込むだろう>>1:74 深々と雪の降る中。膝を抱えて丸まって。]