[穏やかな時間が過ぎた。時折、髪を撫でていく風が気持ちいい。沈黙は苦痛にならなかった、迷いも焦りも生まれなかった。落ち着いた空気が、とても心地いい。彼女が口を開く。耳を傾けた。>>1:184>>1:185>>1:186自らの所属を明らかにする言葉。覚えていて、という言葉。その後に続く全てに意識を集中させて。彼女の顔を真っ直ぐ見て、頷く。]