暖かな湯気の上がるカップ。その間に丁寧に豆を挽く姿。自己紹介>>34がなければ本当に、喫茶店のマスターですかと聞いていたかもしれない。 「日課ですか。じゃあ美味しい珈琲が期待できますね。」そうはいっても、私は珈琲の味に厳しいわけでもない。稀に美味しくないと思うものはあるけれどそれは大概豆の量が少なすぎて薄いとか、淹れて暫く放置されて濁りが出てすらいたりとか。