ここに来るお客さまはみぃんな 十分お支払い頂けますのでご心配なく。 それとは別に、こちらで働きたい、 お料理をつくりたい、というのなら、 ぜひどうぞ。[客人の財布に入っている金額は、元々の彼らの持ち物ではない。「喫茶店で食事をする」という行為を発生させるために一文無しではハードルが高かろうと入れてある飾りのようなもので、会計の際はそれで足りるように告げるだけ。そしてまた来店するのなら、財布にはまた貨幣が補充される。ここは、そういう街にある、そういう店だから。]