[サンドイッチが半分程なくなった頃、もうすぐグラスが空になる事に女は気付いた。飲み物を注文しようとして、何にしようかと暫し悩む。他の客が注文していた品も美味しそうだったが。]…木苺のジュース、はあるでしょうか。それと、キャロットケーキを。[頭に浮かんだ、口にした事がある気がする菓子も共に。少年が頼んでいたパイは一人分のサイズのようだったから、きっと女にも食べきれるだろう。]