[手紙を書き終えれば、ルンルンになって
封筒の封を閉める。妖力を込めて眷族のものに渡せば、国が違くともしばらくすれば相手には届いてくれるだろう。届くのが楽しみだ、とにっこにこしてると]
『あれ?カペちゃんどうしたの?
お手紙書いてるなんて珍しいね。
あ〜!もしかして、カペちゃんもモーラ様気に入った?』
[と、疑問の声。ね〜ね〜!ど〜なの〜?!と
肩を揺する人間の『友達』に]
うん!アタシも、『モーラ様』気に入っちゃった♡
早速ファンレター送ってみることにしたの♡
はやくとどくといいな〜!カペちゃんスカウトされたりして♪
[えー!?カペちゃんだけ送るのずるい!
私も送る〜!!!と『友達』は宿題をほっぽって、ファンレター作りに勤しみ始めた!(セブ先に怒られる仲間が一人増えたゼヤッタ♡、とは口には出さなかった。こうなりゃ貴様も道連れじゃい愚か者めぇ♪)
こちらの手紙はおそらく普通の国際郵便になるから届くのには1ヶ月はかかるだろう。落差が激しいのは海の広さのせいだ仕方ない。さてさて、『友達』の努力をニコニコ見守りながらいただくブラッドオレンジジュースは、なんともかんとも甘露なものでございました♡]