>>34 (>>35)[ 自分の名を呼ぶ声が聞こえ視線を戻すと、起き上がる彼がいた。さて、何を言おうか。鍵が空いていたので、盗賊の類いが忍び込んだか確認した事にしよう。息を吸い、口を開いたところで… ]え?………ああ。そう。二日酔いの薬を、早く貰いたくて。[ 何やら労しげな表情を此方に向ける彼に、肯定するように頷き、自分の額に手の甲を充てた。それで納得されるのかと、頭を抱えたくなり思わずそうした。それは、二日酔いによる頭痛を耐えるように見えるのかもしれない。 ]