─今、棘の城を打ち壊さん─[大尉に連れられ評議室の中に入る。盗聴器を確認したのち、大尉は私の言葉を待った。どちらも内密な話なら、私が先に話そうか。] 大尉、通りがかってくれて助かったぞ。 丁度話がしたかったところでな。 極秘任務の件なんだが……[評議室の壁は音が漏れぬようになっている。だからこそ、将は言えるのだ。]