─ 翌朝・広場へ >>36 ─
[ 朝は港の>>18巡回をしていた。未だに何を描くかも決めておらず、巡回の間に見つからなければそのままこのアイテムを返そうと思っていた。
港から離れ歩くと、海岸を>>2遠目に見る。服を着込む人影が、足許に海水を浴びながら貝を拾っていた。
ゆっくりとカメラを構え、その光景を描いてみた。
一瞬カメラが瞬く>>0:49、きっとこのアイテムの持ち主が使った時とは違う色をしていたのだろう。特に気にする事もなく、姿を表した一枚の写真を手に取った。
後にこの描いた画を見てもそこに彼の姿は無く、それを見た時の、現在の姿>>1:46が見えるのだと分かってはいた。誰も居ない砂浜が遠くに見える姿となるだろう。
…遠く砂浜に居る彼の姿を見る事によって、昨夜の記憶が巡る。魔物は期待を高めた── ]