甘酸 ラスティ

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>>31>>32 ギィ
[真っ直ぐに喜びを表すあなたにふ、と息を漏らして、その感じわかるって頷いた。
呼び名ってのは特別なものだ。ただの音の連なりでしかないけれど、誰かの何かを込めれば力を持つ。
今なら実際、自分からあなたへの、よろしくねって親しみ。]

って考えると長いのもいい名前だね。
その点、ラスティってば既に呼びやすさ完成してるからな。縁遠くて口惜しいぜ。

[あなたの嬉しいがうれしいから、きゅっと一時力を強めて、それから離す。

「召し上がれ、ギィ」って続けてじっとあなたを見たのにだって同じ気持ちが含まれてる。まあ、ちょいとばかし悪戯心でもあったけれど。]

んはは。いーかお。びっくりした？
ちょっとのお目覚めと元気をプレゼント出来たなら大成功なんだけど。

[からから笑うと、イカ焼きが完成したようだ。
代わりに一旦受け取って、追加で店主に催促したお茶を先に勧めた。
ついでにイカ焼きが地域により形を変える話なぞ始める。ここのは粉モノ。
丸焼きもどっかあったかなー。第三勢力もいたりして、なんて言いながら、手と口が空いたら商品をそちらへ。]