[基本、夢の中では思い描いたものを召喚できます。
でもそれは緻密な想像力があってこそ出来ること。
大がかりな天文台ともなればぽんっとは創れません。
なので、たくさんのスタッフたちと力を出し合います。
ここにはレンガを、ここには機械、ここにはガラス。
お互いの想像力を持ち寄り、設計図を、必要な資材を、科学者や妖精が夢見ては科学と魔法が織りなし少しずつ形になっていく天文台。
天文台が完成するまでラピスは先輩ピエロと風船配りをしていたでしょうか。
時折、妖精たちが悪戯でラピスを空に浮かせたり。
慌ただしくも少しずつ仕事に慣れていくラピスをレオーネは微笑ましく見守っていました]