……改めてになるけれど。 私は今日は終日、バラし場に引っ込むわ。 何かあればこの子に言って頂戴。[彼女の後輩にあたる火葬技師――生身の人間であるその職員に、黒いネコ型の小型ロボットを差し出した。 機械仕掛けのネコには文字通り毛の一本も生えておらず、一目で機械と判るもの。 そして搭載されたAIも、文字通り「作り物」のそれであり、決して生物の意識を移植したものではない。]