いただきます[ナイフとフォークを手に取って、どことなく静粛な心持ちで、黄金色のパイにナイフを入れた。サクッと美味しいそうな音が立つ。切り開いた断面から、ジャム状のベリーと果実のままのベリー両方がいっぱいに詰まっているのが見える。ニコラはワァと小さく、声をあげた。]