[ 色々やりとりを経て、 君が器用に首飾りを編んでいくのを眺めることとなった。 あの頃は、ここまで来るのも、僕にとってはちょっとした 冒険だったよ、なんて話もしただろう。そして─] …ありがとう。 [ それから見事に完成した花の首飾りを、恭しく受け取って、自分の首にかけて微笑んだ。それから少しだけ姿勢を正して、口を真一文字にして、真向かいの君を見つめる。 遠い思い出の地で、二人のこれからが始まる*]