[と、ここまでは全て口頭での説明し、軽く見て回るようにしただけである。
そして三階。説明だけではなく入室して]
イヨリが自由にできるのはここだ…普段は本を読んでるだけの場所だしな。本棚以外は好きに動かしてくれ。
[と、階段を上った先の扉をあければワンルームの、広さだけならば他の部屋よりも随分広い部屋だが一部屋しか存在しないのが三階である。
一面は図書スペースとしてまだ中身に空きがあるものの本棚が敷き詰められ、中央辺りに椅子と丸テーブルの上にオイルランプが置かれているだけのさっぱりとしたスペースだ。
また家全体としてそうだが表側と裏側に窓があり、今は両面にあって今はカーテンで閉ざされている。]
とりあえずはクローゼットとベッド。食器類は余分なのがあるし、カーテンも好みのものに変えたいとかなら後でな。
商人にも伝手があるからそっちでまとめて買えば一辺に届けてくれるだろ。
[言っていた通り寝袋。とかでもいいが、とりあえず荷物を置くと、最低限必要なものを選んで買うことになるだろう。]