[しかし、"これくらい"と果敢に挑んでいったのも、最初のうちだけだった。]「やだっ。虫!気持ち悪いっ!」「う"ぅっ、ま、まま窓に人っ。人がっ…!?」[ナタリーたちが回ったところにはクモの巣部屋や 独り言を呟く肖像画たち。人影が映るステンドグラスなどがあった。あまりの力の入り具合に、案の定。あたふたと泣きわめき。そこで、おどかされたりしようものならキャー!!とお手本のように騒いだだろう。最後の方なんか怖がりつかれて、すっかりしょげてしまっていた。]