[それでも、そうした輩とは異なる囚人たちもいることを、この1年程の収監で知っている。
例えば、一度は看守の立場で相まみえたことのあるバレンス。
医務棟から自身の独房まで「エスコート」してくれたルミ>>0:376>>0:377。
出会った当初から「冤罪」だと言ってくれていたケンチク(という名まで聞く機会があったかは、後程)>>0:371。
ついこの前、新たなファンになった>>25だけでなく、自分に“妻と娘”を託してくれたアレッキーノ。
そして――この日>>#3>>#4、刑務としての清掃作業に従事し、ハリコのいるこの特別独房地帯に赴いていたその囚人も。]