[『タリア‐02』(悪魔)のとどめを刺すときに姉妹機を呼んだ無機質な、声 感情というものは本当にないのだろうか? ――考えてはいけないのだと、封じ込める疑問を得るたびに、瓦礫に染みる赤は増えてゆく1分、1秒の迷いが生死を分けることを私は、知っている天使に抗うことを決めた悪魔たちは今日もまた、生き延びて>>27] ――イオニス。[顔馴染みであるドクターの名を、私は呼ぶ軽口を述べる様子はいつも通りそのことに昂る感情は少しばかり落ち着いた]