>>37ヤワタ
あら……? これは……。
[カメラと呼ばれたその道具を調べる内に、何かこの道具の発するものとも違うような、魔力に似た違和感を感じた。彼はそれに気付いていない様子に見えたが、もしかすると魔術に何か関わりがあるのかもしれないと思い、ほんの0.1段階ほど、心の中で警戒レベルを上げた]
……いいのよ。私、このお祭りを楽しむつもりで来たのだから、お代は出すわ。
その代わり、街の話とか、道案内とかをしてほしいの。
まずは、その美味しそうなお店で、混んでなさそうな所を、教えてくれないかしら?
[お金を持っていなくて困る様子にくすりと笑い、道案内をせがんだ。元々、不審がられない程度には奢る予定だったので、なおさらおかしくて]