[妹ミリアにたいしては、ナタリーはまるで自分の妹のようにかわいがった。末っ子として、上の姉たちに甘えてきたナタリーは、"おねえちゃん"として誰かに甘えられることもなく。自分をそう呼び、なついてくれるミリアの存在はくすぐったくも心地のいいものだった。ナタリーなりに甲斐甲斐しく世話を焼き、おねえさんぶったものだ。]