むぅー……、そりゃ大変だけどサ。 だからこそのヒーローの孤独と苦悩! それでも戦う強さと誇りとかサぁー[なんて拗ねたように食い下がるが、 その言葉がなんとなくアタイに向けられた気がして。 席の上で膝を抱えてむぅーっと不満そうだ。 だってズルいじゃないか。 肩の力を抜きながら飄々とコッチの立場を汲んだりしてサ。 面と向かって言い合えないじゃないか。 まァ、お互いそんな気持ちを熱くぶつける青春時代は過ぎた身だ。 これはカラントなりの配慮と距離感なのだろう]