ー そして現在。清掃作業中 : お針子の独房前で ー
……ってらしいよぉ〜。
はあ、重罪人の奴らが脱出するくらいなら
俺達善良な市民を逃してくれよなあ…
[…と、噂話を話す相手はきれいな右目のお針子>>42
日々の牢屋の中での態度や、刑務作業中に虐められてたって話を聞いていた男は、やっぱこいつ何もしてないんじゃないか?という気持ちが強く、彼女に対しても『冤罪だろって思ってるよ』と同情の念が強く、どこか気安く話しかける。モップブラシをかけながら。
罪のない奴らこそ自由にしてくれればいいのに!
ここは冤罪有罪関係ないのだ。は〜あ…とため息をついていると]