[先の途切れ途切れだった声が嘘のように淀みなく流暢に話す将。亡霊の王との約束で。既に破ってしまったが怪我や病気をしたら悲しむから自分の体を大切にね、と子へ口にしたお姉さんとの約束で。貴方とお喋りが出来るの、楽しみにしてるねとロサのお姉さんと交わした約束で。子は気力を限界まで振り絞った。そして気丈に振る舞った。将としての意地と気力で。アッサを憧れと言った者の言葉を真にしたいが為。]