>>45ユーク[何の気なしに厚着男を眺めていたら、振り返った彼と目が合った。]……あ、いや……。突然、ごめんなさい。薬草を扱っているから、薬師か商人の方かなと思ったのだけど……。夏の祭りに、そんな格好をしているから、何か訳あり……なのかと思ったの。[形ばかりの謝罪の言葉を述べつつ、正直に思っていたことを話す。どうやら彼の客だと思われたようだが、もし珍しい物を扱っているようなら、何か買ってみるのも面白いかもしれない、などと思いながら。]