[お祭りよりも早くに。
参列者の皆さんが寒くなり過ぎないように。
暖かなかがり火を焚いてくれたのは。
私がお世話になった村の人たちで。
お屋敷の人たちは美味しい料理と。
それからコウセツが特別なお菓子を用意してくれた。
ラヴやシュクルやリトリコに。
花嫁衣裳や女の子同士のありがとうを言って。
家族の居ない私は。彼の元に連れて行ってくれる親族も居なくて。悩んでたらね?
シルヴァンが私を迎えに来てくれることになった。
王子様みたいねって。ぽっと頬が染まったわ。
迎えに来てくれたあなたの手を取って。
2人で一緒に会場に入って。
たくさんのおめでとうをもらった。
ふわふわのおじさんが大きな声でお祝いを言ってくれた。]