星狩りの国-暁の街-

26 ― 境界の先への手紙 ―


異界巡りの冒険者 イオニス

何処をどう歩いたのか、移動したのか分からないまま
追いかけてくる色んなものから背を向けて
逃げ続けた私が此処トラッシュに流れ着いて
そうして、此処の住人から
「此処には色んな"ゴミ"が流れ着いてくるんだ」と聞いて


 それを聞いたときに私は―何故だか、笑いが込み上げていたんだ。
 いや、何故、ということもない。


 何よりも大事だと思っていた仲間たち。
 彼らの悲痛な叫び声、助けを求めるような声に応えられずに
 何もできなかった私は、此処に集まる"がらくた"なのだと。

(48) 2024/09/19(Thu) 01:51:55

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