何処をどう歩いたのか、移動したのか分からないまま追いかけてくる色んなものから背を向けて逃げ続けた私が此処(トラッシュ)に流れ着いてそうして、此処の住人から「此処には色んな"ゴミ"が流れ着いてくるんだ」と聞いて それを聞いたときに私は―何故だか、笑いが込み上げていたんだ。 いや、何故、ということもない。 何よりも大事だと思っていた仲間たち。 彼らの悲痛な叫び声、助けを求めるような声に応えられずに 何もできなかった私は、此処に集まる"がらくた"なのだと。